ながさきの説明ページ
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伊賀上野に古くから伝わるお干菓子の一品です
お茶請けに最適のお干菓子です
原材料
 片栗粉、砂糖、葛粉、ゼラチン
 (シナモン、抹茶、紫蘇)


1袋(120g入り)・・・480円


                  
江戸時代初期、まだ大阪に豊臣家が存在した頃、徳川家康は大阪へ

の守りの重要拠点として当地、伊賀上野に築城の名手 藤堂高寅を赴

任させ伊賀上野城とその城下町を大掛かりに整備させました。

 結果として伊賀上野での戦闘は起こりませんでしたが、その後伊賀

上野は上野城を中心とした城下町として発展して行きました。     
                               
 上野城下は、伊賀盆地内の産物の集散地として、政治・経済共に賑

わいを増して元禄の時代には俳聖 松尾芭蕉を世に送るほどの 文化

都市となりました。城下町特有の「茶の湯文化」も根付き、お茶席に欠

かせないお茶菓子の必要性から和菓子屋さんも沢山建ち並びました。

現在でも、伊賀上野は人口の割に和菓子屋さんの多い土地柄です。    
 「ながさき」は、お茶席でも好まれたお干菓子でした。なぜ、「ながさ

き」と言われるようになったのかは、現在では はっきりした事は分かり

ませんが、伝え聞くところによると、昔 長崎から来た和菓子職人が伊

賀の地に広めたとのだと言う事で、そこから「ながさき」と名付けられた

そうです。なるほど、山国でありながら文化・経済で発展していた伊賀

の国に長崎から、和菓子職人が来ても不思議ではありません。 
 そんな「ながさき」ですが、最近では 製造する和菓子屋さんもほとん

ど無くなりました。それは時代の変化・嗜好の変化等による 従来のお

客様の減少と、製造に掛かる時間的問題によるものです。桃青庵ふじ

さきでは、あえて時間の掛かる天日乾しを行い「ながさき」の旨味を残

し、シナモン風味にすることによって、新たに幅広い年代層から支持を

頂いております。
 「ながさき」の形についてですが、松尾芭蕉にちなみ 細長は「短冊」

正方形は「色紙」(しきし)を表しています。

 余談ですが、「ながさき」を幾つかお湯飲みにいれ、熱湯を注いでか

き混ぜれば葛湯のようになりますので、一度お試しください。

 また、お干菓子ですので 半年以上充分日持ち致しますので

全国発送いたしております。
1袋(120g入り)・・・480円


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